この商品は、太陽の光が当たった時に、奇跡が起こります。普段は、アルコール度数の高そうな「コニャック色」をしているのですが、太陽光の光に当てた瞬間から、そのコニャック酒の中に、桜の花びらが舞い始めるのです。思わず、「桜の花びら、舞い落ちる・・・・・」と歌いそうになってしまいます。そこしか知らんし、誰の歌かも、知らんけど・・・・・（笑）。 しかし、バンコクジュエリーフェア―の会場に入れてもらう時は、参りました。スマートフォンで入り口付近のバーコードを読み取らないといけないのですが、某（それがし）は、人生で、まだ一度も、スマートフォンを使った事が無く、ガラケーなので、その旨を受け付けの人に伝えると、その年配の女性から、「ひえ～」と言われ、驚かれました。「何が、ひえ～じゃ。この、文明かぶれめっ・・・」と思いましたが、それにしても、「ひえ～」というのが、万国共通言語だとは知りませんでした。てっきり、日本語だと思っておりました（笑）。 まあ、なんとか交渉して、中に入れてもらい、てくてくと会場を歩いていると、なんか、鋭い視線を感じたのです。そこで、ふと、その方向を見ると、そこにいたのは、マサイ族の女戦士でした。名前を「「マヌンバ」と言うそうです。「へえ～、マサイ族が飛行機に乗って、バンコクまで宝石を売りに来る時代になったのかねえ・・・」と思いましたが、これも時代の流れなのでしょう。 ところで、某の世代にとって、「マヌンバ」と言えば、人気のバレーボール漫画に出てきた人で、ケニアのジュニアチームの主将だった人です。たしか、彼女は、ソ連の「殺人スパイク」を被弾して半殺しの憂き目にあったはずです。つまり、ソ連のジュニアチームのキャプテン「シェレー二ナ」の十字トス（子供のころ、何度も練習しましたが、マスターできなかったですねえ・・・、当然だけれども・・・笑）によって強烈な回転をかけられたボールを、超絶パワーのボルチンスカヤ（右足が不自由）が相手コートにたたきつけるという、通称「殺人スパイク」を被弾してしまったのです。そして、やすやすと立ち上がれないぐらい負傷してしまうのですが、当時、ケニアは、独立したばかりの貧しい国で、経済的に苦しく、選手をぎりぎりの６人しか派遣できませんでした。その為、マヌンバが負傷欠場すれば、チーム自体も試合を棄権しなければなりません。そこで、マヌンバは、無理を押してコートに立ち続けるのです。そして、殺人スパイクを被弾するたび、「ヌチェート ケニア（私の祖国ケニア】」と叫びながら何度も何度も立ち上がったのです。その姿を見た他の選手が奮い立たないわけがありません。相手のボールをレシーブするたび、皆で、「ヌチェート ケニア（私の祖国ケニア）」と叫びながらプレーします。そして、最後には、会場のケニア人やテレビを見ている某も含め、「ヌチェート ケニア（私の祖国ケニア）」の大合唱です。結局、試合は、負けてしまうのですが、感動しました・・・・・。心が熱くなりました・・・・・。あれっ・・・・・、でも、ケニアは、自分自身の祖国だったっけ・・・・・？