最初からピアノ三重奏専門のグループとして結成されたボザール・トリオは、有名ソリストによる臨時編成トリオでは達しえない高度なアンサンブルと表現の一貫性が持ち味と言われ、古今の数多くのピアノ三重奏曲を、セッション録音ならではの緻密な演奏によって高水準に再現、古典派作品でもロマン派作品でも近現代作品でも、様式を踏まえた洗練された解釈。彼らが1964年から96年までの30年あまりのあいだにステレオ録音した音源59枚分と、結成翌年の1956年にモノラル録音した1枚分を収録、同じ作品の再録音もすべて収めてあります。ブックレットには、ピアノのメナヘム・プレスラーと、英Classic Record Collector誌の編集長であったタリー・ポッター氏とによる欧文テキストが掲載。 【ボザール・トリオ】1954年にバークシャー音楽祭でデビューしたピアノ三重奏団「ボザール・トリオ」は、翌1955年に正式にグループを結成。オリジナル・メンバーはピアニストのメナヘム・プレスラー[1923- ]と、NBC交響楽団のコンサートマスターだったヴァイオリニストのダニエル・ギレ[1899-1990]、ソロ活動をしていたバーナード・グリーンハウス[1916-2011]の3人。このメンバーでは1967年までの12年間に渡って活動。1968年にはヴァイオリンが元ジュリアード弦楽四重奏団のイシドア・コーエン[1922-2005]に交代、1986年までの18年間に数多くのコンサートやレコーディングを実施。第3期となる1987年にはチェロが元シンシナティ交響楽団首席奏者のピーター・ワイリーに交代、第4期の1997年にはヴァイオリンが元現代音楽アンサンブル「タッシ」の女性奏者イダ・カヴァフィアン[1952- ]に交代し、この第4期の終盤にフィリップスへのレコーディングは終了。グループは第5期と第6期まで継続し、第6期メンバーではワーナーにレコーディング。しかし、プレスラーの高齢や、ダニエル・ホープ、アントニオ・メネセスの多忙もあってグループの継続が困難となり、2008年のファイナル・コンサートで半世紀以上に及ぶ活動に終止符を打つ。 【CD1】ハイドン：ピアノ三重奏曲第37, 6, 39, 1番, ピアノ三重奏曲ハ長調H.XV No.C1［1978年］【CD2】ハイドン：ピアノ三重奏曲第40, 41, 35, 34, 36, 38番［1977年］【CD3】ハイドン：ピアノ三重奏曲ヘ短調H.XV No.f1, ピアノ三重奏曲ニ長調H.deest, ピアノ三重奏曲第2, 5, 6番［1976年］【CD4】ハイドン：ピアノ三重奏曲第7, 8, 9, 10, 11番［1976年］【CD5】ハイドン：ピアノ三重奏曲第12, 13, 14, 16番［1974年］【CD6】ハイドン：ピアノ三重奏曲第15, 17, 18, 19番［1972年］【CD7】ハイドン：ピアノ三重奏曲第20, 21, 22, 23番［1971年］【CD8】ハイドン：ピアノ三重奏曲第24, 25, 26, 31番［1969年］【CD9】ハイドン：ピアノ三重奏曲第30, 27, 28, 29番［1972年］【CD10】モーツァルト：ピアノ三重奏曲第4, 5, 6, 7番［1967年］【CD11】モーツァルト：ピアノ三重奏曲第1, 3番［1972年］【CD12】モーツァルト：ピアノ三重奏曲第1, 3番［1987年］【CD13】モーツァルト：ピアノ三重奏曲第4, 5番［1987年］【CD14】モーツァルト：ピアノ三重奏曲第6, 7, 2番［1987年］【CD15】モーツァルト：ピアノ四重奏曲第1, 2番withブルーノ・ジュランナ(Va) ［1983年］【CD16】ベートーヴェン：ピアノ三重奏曲第2, 3, 11番, ピアノ三重奏曲変ロ長調WoO.39［1964年］【CD17】ベートーヴェン：ピアノ三重奏曲第4, 5, 6, 9番［1964年］【CD18】ベートーヴェン：ピアノ三重奏曲第1, 10, 7番［1964年］【CD19】ベートーヴェン：ピアノ三重奏曲第1, 2番, ピアノ三重奏曲変ロ長調WoO.39［1979～80年【CD20】ベートーヴェン：ピアノ三重奏曲第3, 6, 10［1979&1981年］【CD21】ベートーヴェン：ピアノ三重奏曲第7, 9, 11番［1979年］【CD22】ベートーヴェン：ピアノ三重奏曲第8, 5番［1983&1981年］【CD23】ベートーヴェン：ピアノ三重奏曲ニ長調（原曲：交響曲第2番）, アレグレット 変ホ長調 Hess 48, ピアノ三重奏曲第4番［1982&1981年］【CD24】ベートーヴェン：三重協奏曲ハ長調Op.56with ハイティンク&ロンドン・フィル［1977年］, ピアノ三重奏曲第4番［1979年］【CD25】ベートーヴェン：三重協奏曲ハ長調Op.56, 合唱幻想曲Op.80～with マズア&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団［1992&1993年］【CD26】シューベルト：ピアノ三重奏曲第1番［1966年］【CD27】シューベルト：ピアノ三重奏曲第2番, ピアノ三重奏曲変ロ長調D.28, ピアノ三重奏曲変ホ長調「ノットゥルノ」D.897［1966年］【CD28】シューベルト：ピアノ三重奏曲第1番, ピアノ三重奏曲変ホ長調「ノットゥルノ」D.897［1984年］【CD29】シューベルト：ピアノ三重奏曲第2番, ピアノ三重奏曲変ロ長調D.28［1984年］【CD30】シューベルト：ピアノ五重奏曲イ長調「ます」～with サミュエル・ローズ(Va) ゲオルク・マキシミリアン・ヘルトナーゲル(Cb), クララ・シューマン：ピアノ三重奏曲ト短調Op.17［1971年］【CD31】フンメル：ピアノ三重奏曲変ホ長調Op.12, 同ト長調Op.65, 同変ホ長調Op.96, 同ト長調Op.35［1996年］【CD32～33】シューマン：ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44, ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47 with ドルフ・ベツレヘム(Vn) サミュエル・ローズ(Va) ［1975年］, ピアノ三重奏曲第1～3番［1971年］【CD34～35】シューマン：ピアノ三重奏曲第1～3番, 幻想小曲集Op.88［1989年］【CD36】メンデルスゾーン：ピアノ三重奏曲第1&2番, シューマン：アノ三重奏曲第2番［1966, 1967年］【CD37】メンデルスゾーン：ピアノ三重奏曲第2番, スメタナ：ピアノ三重奏曲ト短調Op.15［1990年］【CD38～39】スメタナ：ピアノ三重奏曲ト短調Op.15［1990年］, ブラームス：ピアノ三重奏曲第1～3番［1966年］, ブラームス：クラリネット三重奏曲～withゲオルゲ・ピーターソン(Cl) ［1979年］【CD40～41】ブラームス：ピアノ三重奏曲第1～3番, ピアノ三重奏曲イ長調(遺作)［1986年］【CD42～43】ブラームス：ピアノ三重奏曲第1～3番［1973年］, ピアノ三重奏曲イ長調(遺作)［1966年］【CD44】ショパン：ピアノ三重奏曲ト短調Op.8, チャイコフスキー：ピアノ三重奏曲イ短調Op.50［1970年］【CD45】チャイコフスキー：ピアノ三重奏曲イ短調Op.50［1988年］【CD46】アレンスキー：ピアノ三重奏曲第1&2番［1994年］【CD47～48】ドヴォルザーク：ピアノ三重奏曲第1～4番［1969年］【CD49】ドヴォルザーク：ピアノ三重奏曲第4番, メンデルスゾーン：ピアノ三重奏曲第1番［1985年］【CD50】ドヴォルザーク：ピアノ四重奏曲第1&2番～withワルター・トランプラー(Va) ［1982年］【CD51】フォーレ：ピアノ四重奏曲第1番, ピアノ三重奏曲～with キム・カシュカシャン(Va) ［1988年］【CD52】フォーレ：ピアノ四重奏曲第2番, サン=サーンス：ピアノ三重奏曲第1番～withローレンス・ダットン(Va) ［1991年］【CD53】トゥリーナ：ピアノ三重奏曲第1&2番, ピアノ三重奏のための幻想曲「環」, グラナドス：ピアノ三重奏曲Op.50 ［1995年］【CD54】ラヴェル：ピアノ三重奏曲イ短調［1966年］, アイヴズ：ピアノ三重奏曲イ短調, ショスタコーヴィチ：ピアノ三重奏曲第2番［1974年］【CD55】ラヴェル：ピアノ三重奏曲イ短調, ショーソン：ピアノ三重奏曲ト短調Op.3［1983年］【CD56】コルンゴルト：ピアノ三重奏曲ニ短調Op.1, ツェムリンスキー：ピアノ三重奏曲ニ短調Op.3［1992年］【CD57】ラフマニノフ：悲しみの三重奏曲第1&2番［1986年］【CD58】ショスタコーヴィチ：ピアノ五重奏曲ト短調Op.57, ピアノ三重奏曲第2番～withユージーン・ドラッカー(Vn) ローレンス・ダットン(Va) ［1989年］【CD59】ローレム：スプリング・ミュージック, .ルーツⅡ, 1990年夏(ピアノ三重奏曲第3番) ［1993年］【CD60】ラヴェル：ピアノ三重奏曲イ短調, ハイドン：ピアノ三重奏曲第25番ト長調「ジプシー風」, フォーレ：ピアノ三重奏曲ニ短調Op.120［1956年］ 【演奏】ボザール・トリオ【録音】1956～1996年発送：クロネコヤマト宅急便（送料着払い）